
こんにちは。加藤大典です。
本日9月20日で53歳になりました。年齢だけは立派に重ねましたが、ダイビング業界の中ではまだまだ若輩者だと感じています。
ありがたいことに、いまでも活躍されている先輩方からは貴重なアドバイスをいただけますし、師匠や先輩から学ぶことは尽きません。さらに、若いインストラクターたちからも新鮮で素晴らしい意見をもらうことがあり、本当に恵まれた環境にいると実感しています。
ダイビングに出会ってからの35年
18歳のときに大学の潜水部でダイビングを始めてから35年。ずっと現場で潜り続けてきました。子供のころはサッカーや近所の野山の探検に夢中でしたが、その「探検心」がそのままダイビングにつながったのだと思います。
いまも昔と変わらず、海の中で新しい世界に出会える生活を楽しんでいます。
「二足のワラジ」を履く理由
よくいただく質問に、こんなものがあります。
「ショップのオーナーをやりながら、教育機関をやるのはどうなの?」
要するに「ひとつに絞るべきではないか」というご意見だと思います。ですが、私にはどうしても切り離すことができない理由があります。
私は現在もダイビングショップのオーナーですが、日々の運営は店長やショップスタッフに任せています。現場を信頼して任せることで、私は教育機関の活動に集中できています。
ダイビングショップを切り離せないのは、教育機関の事務局スタッフも現場でインストラクターとして活動しているため、机上の理論だけではなくリアルな課題を理解できます。自前のダイビングショップがあることで、新しい安全対策やトレーニングを試して確かめ、その成果を加盟店に伝えられるのです。誰よりも今の時代のダイビング現場を体験しているスタッフたちで運営することで、現場でダイビング事業を営むダイビングショップの気持ちや現場で悩んでいるインストラクターに寄り添うことができるという自負があります。
教育機関を引き継いだきっかけ
私が教育機関を担うようになったきっかけは、師匠でありTDIを日本に広めてきた先代が高齢となり、活動の機会が減ってきたことでした。
当時TDIインストラクターとして活動していた私は、この流れを止めたくない、もっと盛り上げたい——そう思い、教育機関を引き継ぐことを決意しました。
さらに、TDIにはスポーツダイビング分野の SDI があり、その理念にも強く共感しました。当時まだ日本にはSDIが存在していなかったため、「自分たちがやろう」と決めたのです。私のこの夢を、鐵本菜穂子など仲間たちからのポジティブな後押しと妻 貴子のサポートがあってこそ決断することができました。
日本のダイビングをより良くしたい
活動を続けるうちに、ダイビング事故が増えている現実を目の当たりにしました。だからこそ、少しでも日本のダイビングをより安全に、よりよいものにしたいという思いがますます強くなりました。
ダイバーやダイビングショップ、インストラクターの目線に立ち、よりよいダイビング業界にしていきたいと考えています。
加盟店からの声
加盟店の皆さんからも、ありがたいことにこんな声をいただいています。
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教育機関との距離が近い
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ショップを運営しているから、ショップの気持ちを理解してくれる
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困ったときにクイックに対応してくれる
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柔軟で頼りになる
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現場にフィットしながら、安全に運営できる方法を提案してくれる
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アメリカ本部とも気軽にやりとりできる
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教育機関にダイビングプールがあるのも便利
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他の加盟店も安全意識が高く、いい仲間に出会える
こうした声に支えられながら、私は「ショップ」と「教育機関」の両輪を回しています。
最後に
結局のところ、私が二足のワラジを履いている理由はただひとつ。
日本のダイビングを、もっと安全に、もっと自由にしたいから。
そして今日、53歳の誕生日を迎えて改めて思います。
これまで支えてくださった皆さまへの感謝とともに、これからもダイビングを愛する仲間と一緒に、日本のダイビングをより良いものにしていきたいと。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。






