昨年の秋からやることが多くて書きたかったこのブログにたどり着くまで数か月が経ってしまいました。
今回お話ししたかったのは、100時間以上Sidewinderを使用してみて、Sidewinderインストラクターコースを終えてみて、このユニットの可能性について書いておきたいと思いました。
もともとはSidewinderで探検ができるようになりたくて、メキシコのSidewinderトレーナーのもとに2022年の春に7週間修行しました。
この期間にケイブCCRダイバーまで進むことができました。
2022年4~5月に受講したSidewinderダイバーコース受講のブログ
そしてケイブCCRコース受講については次のブログに書いています。
もちろんメキシコに渡る前から、インストラクターコースまで進むことを前提にしていましたが、
ジェイクからCCRクロスオーバーコースを受講し、KISSSidewinderディレクターのパトリックからケイブCCRを習い、ユニットを使い倒してみて、このユニットに惚れました。
このユニットを日本でも広めたい!! コースが終わったときには、さらなる情熱が高まりました。
パトリックとどうしたら、Sidewinderインストラクターになれるのか打ち合わせ、夏秋には来日してもらう約束をして帰国しました。
KISSのサイドワインダーのインストラクターの質を高めるため、パトリックは世界的にコース内容を再構築を行っているところでした。
つまりコース基準がとても厳しく期間も長くなったということです。しかしこれは喜ばしいことです。なぜならしっかりと大切なことが学べるからです。
昨年はまだ外国人が日本に入国することは手続きが面倒で、時間がかかりました。
結局、来日してもらった9月末にはスムーズに入国してもらえたのでよかったです。
まずは、日本国内初のKISS Sidewinderダイバーコースをジェイクに来日してもらって開催しました。
私と石井さんは、インストラクターコースに参加するための前提条件として、アシスタントとしてトレーニングに参加しました。
最初は自社プールとレクチャールームでじっくりと、学科とユニットの組み立て、そしてウォータートレーニングを行いました。
続いて後半は伊豆に移動して海洋実習です。
こうして繰り返しコースを受講することで、深く浸透するように必要なことが補給されて満たされていきました。
この7日間のダイバーコースもとても価値のある日々でした。
続いてバトリックに来日してもらい、インストラクターコースがスタートしました。
5日間のクロスオーバーコースの共同開催と、2日間のインストラクターワークショップです。
パトリックの熱意のある指導の下、Sidewinderの特性や教える時の注意点などが明確になっていきました。
パトリックとジェイクという素晴らしいインストラクターに出会えて、たくさんのことが学べました。
また自分が大事にしてきたことが、やはり大事であると再認識できたこともうれしいことでした。
そしてすべてのトレーニングを終えて、無事TDI Sidewinderインストラクターになることができました。
もともと私は、ケイブダイビングにCCRを活用したくて、Sidewinderを始めたのですが、
パトリックと話していて驚いたのは、世界中で、レクリエーショナルダイバー(サイドマウントダイバー)がこのSidewinderを始めているということでした。
確かに今回、初めて、リブリーザーダイバーになった方もサイドマウントは5年ほど潜っていましたが、自然にSidewinderになじんでいるようにみえました。
また、いくつかのCCRユニットを扱っている経験者も、これまで使ったユニットの中で、最も快適にリブリーザーダイビングを楽しむことができたと感激していました。
数あるリブリーザーの中ではシンプルな作りで、高価な価格帯でもなく、比較的スムーズに使えるのでおどろくばかりのユニットです。
もちろんリブリーザーは従来のオープンサーキットと比べて、ガス中毒のリスクなどよく注意しないといけないことは多々あります。
注意深くアウェアネスを働かせて、使用することがとても重要です。
この素晴らしいユニットを快適に安全に活用してもらえるようにSidewinderダイバーコースを開催していきたいと思っています。
さて、このSidewinderですが、世界的に大人気で、オーダーして日本に届くまで半年くらいかかります。
昨年の秋にオーダーしたものが、今月やっと入荷し、コースをスタートできます!!
次のコースに向けてオーダーは進んでいて、次のユニットは7月に入荷の予定です。
時間ができれば、レンタルユニットも届きますので、体験会もできたらいいなと思っています。