まだ形にはなっていないけれど、これからやりたいこと

まだ形にはなっていないけれど、
水に関わってきた時間を、次にどう使えるかを考えている。

水の現場は、まだ良くできると思っている

水難救助の体制について、
現場には、経験も覚悟もある人たちがいる。
長年積み重ねてきた、日本なりのやり方もある。
それは、確かな土台だと思っている。

ただ同時に、
もっと良くできる余地がある
とも感じている。


やり方は、昔ながらの積み重ねでできている

日本の救助法は、
現場で培われた経験則の集合体だ。

それは強みでもある。
一方で、

  • ダイバー自身の安全管理

  • 衛生面への配慮

  • 心理的な負荷へのケア

こうした部分は、
後付けになりやすい構造でもある。

「助けること」が最優先になる現場だからこそ、
助けに行く側を守る仕組みは、
意識しないと置き去りになる。


10年前、ERDIのトレーニングで感じたこと

約10年前、
ERDI
のダイバーコースに参加した。

ERDIとは、遺体捜索や遺留品回収といった潜水技術を体系化したダイビング教育機関のことを言う。
一般的には、パブリックセーフティダイビング(PSD)とよばれる分野だ。
このERDIは、SDIファミリーの傘下にあり、日本での運営も私が責任者の立場にある。

そこで学んだのは、
技術の話だけではなかった。

救助を「行為」としてではなく、
システムとして捉える考え方だった。

  • 無理を前提にしない

  • 判断を個人に押し付けない

  • 衛生・健康・精神面まで含めて考える

「助けるために、まず守る」
その順番が、最初から設計されていた。


東日本大震災のとき、ふと思うことがある

東日本大震災の映像や記録に触れるたび、
尊敬する先輩の言葉が、頭をよぎる。

もしあのとき、
ERDIの考え方や仕組みを、
もっと大きく動かせていたらどうだっただろうか、と。

答えは出ない。
過去は変えられない。

ただ、
「もしも」を次に活かすことはできる
そう思っている。


ダイバーが持っている「特技」は、もっと使える

水の中に潜れる。
視界が悪くても行動できる。
冷静に判断し、チームで動ける。

これは、
単なる趣味の延長ではなく、
社会に活かせる特技だと思っている。

  • 救助

  • 調査・探検

  • 予防活動

  • 教育・トレーニング

水に関わる課題は、
実はとても多い。


水難事故は、いまも後を絶たない

事故が起きてから、
「気をつけましょう」と言うのは簡単だ。

でも本当に必要なのは、

  • 事故に遭わないための考え方

  • 事前にできる準備

  • もしものときの、現実的な行動

それを、
できるだけ多くの人に、わかりやすく伝えること
だと思っている。

専門家だけが知っていればいい話ではない。


やりたいことはある。でも、余裕は限られている

正直に言うと、
やりたいことはたくさんある。

水の事故を減らしたい。
現場に関わる人の負担を軽くしたい。
ダイバーの技術を、もっと社会に活かしたい。

ただ、
時間にも、資金にも、限りがある。

一人でできることには、
どうしても限界がある。


それでも、考え続けている

だからといって、
何もしないという選択はしたくない。

今すぐ大きなことができなくても、
考え、言葉にし、共有することはできる。

この文章も、
その一つだ。

これを読んだ誰かが、
「そんな見方もあるのか」
と少しでも思ってくれたら、
それだけで意味がある。

水の現場は、
まだ良くできる。

私は、そう信じている。

この記事を読んで、次の一歩を考えたくなった方へ

この記事を読んで
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状況に応じて、
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投稿者のプロフィール

株式会社インターナショナルトレーニング代表取締役DaisukeKato
ダイビング教育機関SDI TDI ERDI JAPANの代表を務めております。小さな頃から水の中への憧れが強く、潜水部のある大学に入学しダイビングを始めました。ダイビングを始めてみると、やはり最高に楽しくて、在学中にインストラクターを取得し、卒業後は尊敬するインストラクターの所属するダイブセンターに就職しました。5年の修行を積んで、ダイブセンターを創業しました。

これまで様々なコースで2000人以上の方にダイビング指導を行い、世界各地を引率してダイビングツアーを開催しました。またテクニカルダイビングに出会い、100m潜水や洞窟や沈没船のペネトレーション(内部侵入)やリブリーザーなど様々なダイビングを楽しんでいます。いまは指導団体SDITDIERDIの代表の仕事を中心にプロコースやテクニカルコースの担当もしています。2000年からダイビングショップの経営もしています。