TDI KISSサイドワインダーCCRダイバーコース 2023.06

日本で最初の単独開催のサイドワインダーコースです。参加の講習生のユニットが入荷した4月中旬からコーススタート!
途中みんな予定が忙しく、なかなかコースが始められない時もありましたが、地道にトレーニングコースに参加してもらい、
ついに海洋実習最終日になりました。コース報告はこちらです

撮影: Kooza上田さん

今回の講習生にとって初めてのCCRでした。
クローズドサーキットリブリーザーをはじめことは、ダイバーにとって、『もう一度はじめからダイビングをはじめる』と言われるように、どんな上級者でも、この感覚になれるまでに一から経験が必要です。
しかしサイドマウントダイビングをマスターしているダイバーにとって、サイドワインダーを始めることは高いハードルではないようです。
抜群の安定感、洗練されたフォルム。サイドマウントダイバーにとって、最高のリブリーザーです。

今回のコースをスタートするために、ユニットのオーダーから入荷、そして忙しいメンバーとのスケジュール調整。
コースはしっかりじっくり行って、コースを修了したいので、入荷からコース終了まで、2か月かかりました。
学科講習は、KISSトレーニング部門が作成したサイドワインダーのPowerPoint日本語版を使用して細かく解説していきます。
もちろんTDIマニュアルもしっかり読み込みKnowledgeQuestもすべて解説しました。

待ちに待ったサイドワインダーユニット!!新しいおもちゃは楽しみですね!! ダイビングのトレーニングは最初は浅場のプールが肝心です。ここで基礎をしっかりと行うことで、海洋実で高い成果が表れます。
同じくCCRのトレーニングも浅場のトレーニングがとても重要です。深度1mで、静止して、様々なスキルが行えるようにトレーニングしたり、さらにフィンなしでバランスをとって静止したり、スキルも行いました。
しっかり学科とプールを行った甲斐もあり、伊豆と南紀で行った海洋実習はとても素晴らしい成果が得られました。
もちろんフィンなしのスキルは本人たちも満足いくレベルまで到達していないですが、
いくらサイドワインダーが使いやすいといっても、フィンなしで水平バランスをとりながら、様々なスキルが行えたことは大きな自信になったと思います。
何事も慣れてきた時が一番注意が必要です。これからもアウェアネス全開で、安全なリブリーザーダイビングを楽しんでいきましょう。

海外ではテクニカルダイビングではなく、一般のサイドマウントダイバーが、サイドワインダーを始めています。
サイドマウントダイバーであれば、サイドワインダーCCRはトレーニングを修了したら、ファンダイブで楽しむことが可能です。
ぜひぜひサイドマウントダイバーさんのエントリーをお待ちしています。
もちろんサイドワインダーを始めるために、サイドマウントからコースの参加も大歓迎です。

参加者の洞窟探検家の吉田さんからコメントです。
『リブリーザー! めっちゃ簡単な説明だと! 吸った空気を水中に吐かずにその空気の二酸化炭素を除去して酸素を添加して再利用するシステム。去年から必要に迫られて渋々泣く泣く嫌々?コツコツ~練習してます。メリットは泡をほとんど吐かないから濁りにくいのと安全に長く潜水が出来る。ダイバーは泡が出ないから魚が逃げない、撮影しやすいというメリットがあるけど僕はそれにはあまり興味は無い。僕はどこまで未踏の地下水脈を進めるのか?泡をほとんど吐かないから濁りにくい、長く安全に潜れる。探検家としてそこしか考えていません(笑) 僕にとってはメリットしかない💛 リブリーザーをやる前からリブリーザーはホント!難しいって言われてました! だけどサイドワインダーは思ったよりかは…やれるって自分で思えるほどぐらいだった! 他の機種も知らないし、経験もスキルもない僕がそう思うkiss の #サイドワインダーは凄いイケテる💛 と思います♪
だけどリブリーザーだからそこそ! 簡単ではないところもちゃんとあって!練習は必要だ😭これはちゃんとした人に厳しく! スキルを叩き込んでもらわないと安全なリブリーザーなのに安全に使えない♪ サイドワインダーはコンパクトで軽いし、手軽😊 オープンサーキットに切り替えるのも楽々💛これからはこいつが相棒です💓 』

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https://www.kissrebreathers.com/

投稿者のプロフィール

株式会社インターナショナルトレーニング代表取締役DaisukeKato
ダイビング指導団体 SDI TDI ERDI JAPANの代表を務めております。小さな頃から水の中への憧れが強く、潜水部のある大学に入学しダイビングを始めました。ダイビングを始めてみると、やはり最高に楽しくて、在学中にインストラクターを取得し、卒業後は尊敬するインストラクターの所属するダイブセンターに就職しました。5年の修行を積んで、ダイブセンターを創業しました。

これまで様々なコースで2000人以上の方にダイビング指導を行い、世界各地を引率してダイビングツアーを開催しました。またテクニカルダイビングに出会い、100m潜水や洞窟や沈没船のペネトレーション(内部侵入)やリブリーザーなど様々なダイビングを楽しんでいます。いまは指導団体SDITDIERDIの代表の仕事を中心にプロコースやテクニカルコースの担当もしています。2000年からダイビングショップの経営もしています。